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内視鏡検査
胃・大腸の精密検査について
■日本人の死亡原因の第1位を占めるのはがんですが、厚生労働省の発表によると、2016年に新たにがんと診断された患者数は約100万人で、部位別では大腸が1位(15.8万人)、胃が2位(13.5万人)でした。いずれも早期に発見し治療すれば治る可能性が高い疾患です。特にごく早期の粘膜内がんであれば内視鏡で切除し、治療させることが可能です。
出典元:統計表 第7表 死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)・死因順位別
出典元:平成28年全国がん登録 罹患数・率 報告 P.17
■胃、大腸の精密検査にはバリウムを使った造影検査と内視鏡検査の2種類があります。
■造影検査は胃・大腸にバリウムと空気を入れコントラストをつけて写真を撮る検査です。有用な検査ですが診断の精度は内視鏡検査に勝るものではなく、病変を疑う陰影がある場合それを確認するのは内視鏡検査となります。またたくさんのX線(放射線)を受ける欠点もあります。
■内視鏡検査ではハイビジョン画像で消化管の内腔を直接観察することにより、造影検査では見落し易い微細な病変の発見が可能です。また病変より少量の組織を採取(生検)し顕微鏡の検査に提出し、病変の良性・悪性の診断ができます。大腸の小さなポリープであれば、その場で切除することも可能です。
■よって当院では胃、大腸の精密検査には内視鏡検査を施行しております。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
■口または鼻からファイバースコープを挿入し食道、胃、十二指腸を観察することにより、食道がん、食道炎、胃がん、胃潰瘍、胃炎、胃ポリープ、胃アニサキス症、十二指腸潰瘍などの疾患の診断ができます。
■次のような方には胃内視鏡検査をお勧めいたします。
- のどの違和感(いがらっぽい、物がつかえる感じ)、呑酸、
胸焼け、胸部や上腹部の痛み・不快感、
吐き気、嘔吐、食欲不振、便が黒いなどの症状がある方 - 過去に萎縮性胃炎(胃がんが発生しやすい)を指摘された方(ピロリ菌除菌後の方も含む)
- 過去に胃腺腫(胃の前がん病変)を指摘または切除された方
- 過去に胃がんで手術を受けた方
- 検診(血液、便、呼気検査など)でピロリ菌陽性を指摘された方、
血清ペプシノーゲン値の異常(萎縮性胃炎の可能性)を指摘された方
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
■肛門からファイバースコープを挿入し大腸を観察することにより、大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室、大腸炎などの疾患の診断ができます。
■次のような方には大腸内視鏡検査をお勧めいたします。
- 腹部の痛み、不快感、しこり、
排便異常(下痢または便秘を繰り返す、便意頻回、残便感、便が細い)、
血便、粘液便などの症状がある方 - 検診で異常(便潜血反応が陽性)を指摘された方
- 過去に大腸ポリープを指摘または切除された方
- 過去に大腸がんで手術を受けた方
- 血縁者に大腸ポリープ・大腸がんが多い方
内視鏡検査の費用の目安
胃内視鏡、組織検査なし | 3,420円 |
胃内視鏡、組織検査あり | 7,380円~10,890円 7,380円 ~ 10,890円 |
胃内視鏡、ポリープ切除あり | 18,630円 |
大腸内視鏡、組織検査なし | 4,650円 |
大腸内視鏡、組織検査あり | 8,610円~15,630円 8,610円 ~ 15,630円 |
大腸内視鏡、ポリープ切除あり | 18,030円~29,190円 18,030円 ~ 29,190円 |
■上記の金額は医療費3割負担の方の健康保険の点数を基にした概算で、組織検査の臓器数、大腸の場合ポリープの大きさにより金額が変動します。2、1割負担の方は上記の2/3、1/3の金額となります。
■上記金額に診察料、処方料、検査中に使用した薬剤などの費用が加算されます。
■当院の内視鏡検査の実績はこちら(2019年12月まで)
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