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胃内視鏡検査
胃内視鏡検査
■当院で導入した経鼻胃内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)は径5~6mmと従来のカメラの半分の太さです。径が細く、鼻から挿入するため、舌根を刺激することによる嘔吐反射、検査中の咽頭の異物感が軽減され、少量の鎮静剤を併用することにより“苦痛の少ない検査”を受けていただくことができます。
検査時間は10分程です。
鼻腔に麻酔薬を噴霧しますが、咽頭はほとんど麻酔されませんので、検査後短時間で食事を摂ることができます。また鎮静剤の投与は少量のため、通常検査後15~20分の休憩で帰宅することができ、その後の眠気もほとんどありません。鼻腔の狭い方では検査中の鼻腔の違和感、検査後の鼻閉感がありますが、短時間で軽快します。
■経鼻胃内視鏡検査は胃がんのスクリーニングとして、バリウムによる造影検査より優れた検査であるということができると思います。
ただし、内視鏡の径が細いため、処置や治療は原則としてできません。胃アニサキス症の治療は経鼻内視鏡で行うことができます。
■勿論、従来通り経口胃内視鏡検査(口からの胃カメラ)も可能です。特に微細な病変の発見・評価、詳しい病理組織学的診断には画像・操作性が優れている従来の太い内視鏡での検査をお勧めします。この際も鎮静剤を少し多めに投与することにより“苦痛の少ない検査”を受けていただくことができます。