カワイ眼科医院

神奈川県藤沢市の眼科【カワイ眼科クリニック】緑内障のページ|緑内障の原因、治療などについて

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緑内障

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緑内障

視覚のしくみ

人間は眼だけで物を見ているのではありません。眼球は言ってみればカメラに過ぎず、実際に映像を認識しているのは大脳の後頭葉にある視覚野という領域です。眼球から後頭葉へと信号を送るケーブルの働きをする神経を視神経と呼びます。視神経は約100万本の視神経線維が束になったものです。

緑内障とは

緑内障はこの視神経線維が減少していく病気で、失われた神経線維に相当する領域の視野に感度の低下や欠損が起きてきます。最近の大規模な統計(多治見スタディー:日本緑内障学会 平成14年)で40歳以上の人口の5%以上、実に20人に1人以上が緑内障患者であるという結果がでています。

緑内障の原因は

10年程前までは高い眼圧こそが緑内障の唯一の原因と考えられていました。眼圧とは眼球の形状を維持するための圧力で、日本人では概ね10~19mmHg(ミリ水銀柱:圧力の単位)の幅の中に収まり、20mmHg以上の眼圧を高眼圧といいます。高眼圧が緑内障の危険因子であること自体は誤りではないのですが、最近になり眼圧が20mmHg以下、いわゆる“正常眼圧”の人でも緑内障性の視神経変化や視野異常を来すことがわかり、“正常眼圧緑内障”という病名が付けられました。前出の統計では緑内障患者の半数以上が正常眼圧だったという結果が出ています。正常眼圧緑内障の原因としては視神経周囲の血流の低下が指摘されています。

緑内障の診断は

比較的簡便なのは視神経乳頭の観察です。最近は無散瞳眼底カメラなど診断機器の進歩により薬で瞳を開くことなしに視神経乳頭を観察することが出来るようになりました。これで、大まかに緑内障の疑いがあるかどうかを判定することが出来ます。 最終的な診断には視野検査が必要で、視神経乳頭の変化に一致する視野異常が検出されれば緑内障と診断されます。一般的に初期の緑内障の検出には静的視野検査が、ある程度進行した緑内障の程度判定には動的視野検査が有用です。

緑内障の治療は

一般的に点眼薬による薬物治療が行われます。手術が必要になるのは主に眼圧が高いタイプの緑内障で、薬物療法を行っても適正な眼圧まで下がらない場合に適応となります。薬物療法は大きく2種類に分かれ、眼圧を下降させるものと視神経周囲の血液循環を改善させ視神経を保護するものがあります。正常眼圧緑内障には主に後者の点眼薬が使用されます。

緑内障は怖い病気?

緑内障は“失明してしまう怖い病気”と考えていらっしゃる方は多いと思います。それは間違いではありませんが、現代の様に優れた診断機器の無い時代には病気の発見が遅れがちになり、見つかったときにはすでに末期近くまで進行していることも少なくなかったためにその様なイメージを持たれるようになったようです。現在では視野計の進歩によりごく初期の緑内障から発見でき、また薬物療法の進歩により進行のスピードを緩徐に抑えることも可能になりました。他の病気にもあてはまることですが、早期発見・早期治療開始が緑内障の重要なキーワードで、たとえ緑内障と診断されても自覚症状すらでないまま一生快適に過ごすことも可能だということです。失明を恐れながら生活をしていくことは精神衛生上も大きな負担になるでしょう。多くの皆様に快適な”アイ・ライフ”を送っていただくための参考になれば幸いです。

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